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駅や橋名・道しるべ


 広島市安佐南区 長束に「お大師さま」として親しまれている 『常誓山 大師堂 』 があります。
"常誓山大師堂” は、真言宗 智山派 のお寺。 ご本尊が 弘法大師 で、広島新四国八十八ヶ所、第十七番の霊場となっています。
 "大師堂” は現在地にあった小山に 88の階段を上った位置にありましたが “大師が丘” として宅地造成された昭和59年に立て替えられています。
 お寺の開基は 嘉永3(1850)年<江戸時代末期>、一人の旅の僧として当地を訪れた [常誓師] が当時、凶作と疫病に苦しんでいた村人を祈祷して回り、救済に努めたことから、人々がその徳を慕ってこの地に大師堂を建立したと伝えられています。

長束にはこの ”お大師さま” に関わる名前が付けられたものがあります。

大師橋 : 大師堂の近くに架設されたものでJR長束駅より西へ約100メートルばかりの所にあります。

道標 「だいしみち」 : 大師橋を渡り“大師が丘団地”の入り口、大師堂の手前に道標がありますが、もとは、移築前の
           『大師堂』への小道に設置されていたものです。

JR 安芸長束駅 : 国鉄(JR)が買収する前の私鉄時代 1928(昭和3)年に 『大師停留場』 の駅名で開設されました。
           その後、1933(昭和8)年「広浜鉄道長束停留場」に改名。 更に、1936(昭和11年)年に、国鉄(JR)が可部線
           を買収 (昭和11年) した時、地名をとって 現在の安芸長束駅に改名されています。

大師が丘 : 昭和59年に宅地造成さた団地名です。

                                     参考文献 : wikipedia 安芸長束駅 
                                                         広島新四国八十八ヶ所霊場会事務局発行”順拝の手引”
                                                         広島市役所内 がんばれ!可部線編集室 “みんなのかベ新聞"
                            
                                                                             


JR 可部線 長束駅

大師橋

道標「だいしみち」

常誓山 大師堂

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