蓮光寺(れんこうじ)の

蓮華松(れんげまつ)  
正面(南側)より 側面(東側)より
  場所 :広島市安佐南区長束2丁目1-44
            蓮光寺の境内

広島県天然記念物
  指定  : 昭和29年4月23日
  樹種  : クロマツ
  大きさ : 胸高幹囲3.2m 樹高9m 枝張・東西26m・南北25m


江戸時代、蓮光寺がこの地に移った際に植樹されたと伝えられるこのマツは、本堂前庭をおおうほど大きく、県内でも有数の巨樹である。
また、丹精をこめて作られた美しい樹形は、造園技術をつたえる資料としても貴重。
この松は、蓮華の花が開いたように見えることから「蓮華松」と呼ばれたと言われるが、その樹形の美しさは、浅野侯に称賛され、近江の名松唐崎の松も跣(はだし)で逃げるとの意から「跣足(せんそく)の唐崎松」と命名されたと伝えられている。
この他、竜が臥しているのに似ていることから「臥竜(がりゅう)の松」とも称されていたようである。
                      

                                                (境内案内板より)

 
<蓮光寺>


この寺の縁起は鎌倉時代(13世紀)にさかのぼる。
当時は現在の安佐南区下安龍原に、武田山城下の龍原12坊の一つとして建立された。
武田氏滅亡後、寺名を『蓮光寺』と改め中区の寺町に移った後、寛永7年(1630年)に現在地に移った。


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