ノートジャパンの邦楽ノートVol.3
     
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現代の私たちが驚くほど国際的だった古代日本。
アジア各地の音楽を吸収していく中で、日本音楽の輪郭が形作られる過程を 正倉院宝物の復元研究をもとに3回シリーズでご紹介します。


      第2回 「天平の音色」 講演会+演奏
今から千数百年前、シルクロードの要衝として栄えた都市・敦煌(とんこう)の遺跡「莫高窟(ばこうくつ)」から発見された楽譜「敦煌琵琶譜」、そして京 都にある近衛家の陽明文庫に所蔵される重要文化財「五弦琵琶譜」、奈良正倉 院に伝わる楽器などの最新研究をもとに、貴重な映像資料や生演奏を交えて遥かなる天平の音色をご紹介します。

日時
  3月17日(土) 開演19時00分(18時30分より受付)

 
出演
  
講師/劉 宏軍(リュウ・ホンジュン)
  演奏/銭 騰浩(チェン・タンハオ)ほか

プログラム(予定)
  講演
   *奈良正倉院御物の楽器
   *シルクロードより日本に伝わってきた音楽とは?
   *古代名楽師たちの物語
   *見える音楽と聞こえる美術

  演奏曲
   「如意娘」~敦煌琵琶譜より、復・編曲 劉宏軍  ほか 
     
第3回 「シルクロードの響き」 演奏会
敦煌琵琶譜のほか、唐・天平時代の古曲を現代に翻訳した楽曲、これらをもとに新たに作曲された正倉院御物の復元楽器のための作品などをご紹介します。

日時
  3月18日(日) 開演15時00分(14時30分より受付)

 
出演
  演奏
   劉 宏軍(音楽監督・作曲・笛)
   銭 騰浩(笙)
   三浦元則(篳篥)
   三浦 進(琵琶)
   吉村涼子(箏)
   新谷恵(打楽器)
   宮本直美(打楽器)

プログラム(予定) 曲目解説はコチラ
  演奏曲
   *『青海波』 敦煌古曲、合奏
   *『雲中供養楽』 合奏
   *『伊州』 敦煌琵琶譜より、合奏
   *『夢甘州』 西涼地方の物語より、笙独奏
   *『雲に乗った天女』 石笛独奏
   *『泛龍舟』 唐・天平古楽譜、合奏
   *『又慢曲子西江月』 唐・天平古楽譜、合奏
   *『宮御行』 唐・天平古楽譜、合奏
   *『佛国残照』 合奏
   *『八音の悟』 合奏
   *『飛仙』 天平楽府テーマ曲 合奏
会場
  
広島市東区民文化センター・スタジオ1
料金
  前 売 : 1,500円(1日につき)
  当 日 : 1,800円(1日につき)
  2日間通し券 : 
2,500円(前売りのみ)
  ※全席自由席
予約・お問合せ
  東区民文化センターtel082-264-5551
                        予約申込みはコチラから
     
プロフィール
劉宏軍(リュウ・ホンジュン)

 中国・大連生まれ。作曲家、演奏家。
 正倉院復元楽器を演奏する室内楽グループ「天平楽府(てんぴょうがふ)」音楽監督および正倉院復元楽器制作監修。瀋陽音楽楽院修了。国立中国京劇院楽隊、中央音学院の作曲研究科を経て、国立歌劇舞劇院管弦楽隊に入り、フルート首席奏者などを務める。
 1980年に来日、以来、中国民族音楽や日本・アジアの音楽の研究、演奏、作曲活動を始める。NHKテレビ「シルクロード遥かな調べ」の作曲、演奏。また坂本龍一に協力し、映画「ラストエンペラー」の作曲、演奏を担当。1989年、文化庁主催公演「日本の中のアジア」に参加。1991年には奈良東大寺大仏殿にてユネスコ主催「あおによしコンサート21世紀への音楽遺産をめざして」に「天平楽府」を率いて参加。
 2010年、奈良・平城遷都1300年記念祝典にて両陛下御前演奏。古代音楽の時代考証のほか、演奏家としての実践を踏まえて多くの古代楽譜を五線譜に翻訳、復曲を手がけるなど希有な活動はアジア諸国で賞賛を得ている。
銭 騰浩(チェン・タンハオ)

 上海生まれ。笙演奏家。
 上海戯曲学校京昆劇音楽科を優秀な成績で卒業後,同校音楽科の学科主任教師を勤めながら中国各地で演奏活動を行う。
 1989年に来日後,一噌流笛方一噌幸政氏に師事,能管を学ぶ。
 1993年、東京藝術大学音楽学部別科(能楽囃子専攻)修了。中国民族音楽演奏活動の他,京劇の舞台でも笛・打楽器・哨な(チャルメラ)等を担当する。
 中国民族音楽演奏のみならず、京劇等の中国伝統演劇音楽にも精通している。『天平楽府』のメンバーとして国内外の公演等に参加。また、故野村万之丞氏による『大田楽』、『唐人相撲』、怪談狂言『牡丹燈籠』等に参加するなど、能・狂言との共演,西洋音楽の演奏も積極的に試みている。