劇団プロフィール 1965年『RCCドラマグループ』として発足、1988年中国放送より独立後『劇団テアトル広島』と改称。今年は創立54年目。「ささやかではあっても 美しい演劇という芸術の華を この広島の地に咲かせたい。せめて……その芽なりとも育てたい」という創立者 岩崎徹の信念を受け継ぎ、その教えと精神を基に、地元広島に根付いた劇団として戯曲の文学性・芸術性を大切にして大人の鑑賞に堪え得る本物の「面白い芝居創り」を目指している。
時は平安時代。雅やかな源氏物語の中で、「なつかしき 色ともなしに 何にこの 末摘花を 袖にふれけむ」の歌を最後に、源氏の君にすっかり忘れ去られた姫君と、そんな姫に振り回される 人々の、悲しいやら、おかしいやら、笑ってはいけないけれど、つい笑ってしまう人間喜劇。 あまり知られていない異色すぎる源氏物語のサイドストーリーを、時代を越えてお届けします。