

白木には四季折々の美しい自然とあたたかい人々の営みがあります。
ここではそんな白木の魅力をお伝えしていきます。
【4月】


★藤加勢(藤綛)城を現地見学★
4月10日(土)に開催しました「ふるさと再発見」では、
高南地区秋山の藤加勢(ふじかせ)城で現地探訪しました。
藤綛城とも呼ばれるこの山城には、集落近くから本廓に向かって
竪堀・横堀・堀切が多数巡らされ、
標高210m、比高90mで山城としてはそれほど高くはないものの、
講師の秋本先生曰く珍しい二重・三重になった堀もあって、
とても造りこまれているそうです。
身近にある山城も、調べてみるといろんな発見があります。
Googleマップでも、町内の山城や史跡などが検索すると出てきます。
ぜひ調べてみてください。
※写真左上から右下にかけて、藤綛城址外観、石垣、大堀切、横堀
【5月】


★フォトコンテストで日本一★
井原郵便局が、今年の1月から3月にかけて実施された
全国の郵便局の社内フォトセレクションで日本一になりました。
「わたしのまちの イチおしスポット」というテーマで、
荒谷山の雲海の写真を出展し、見事トップ投票を獲得したそうです。
地元井原が日本一になったのは中学ソフトテニス大会以来とのことで、
40年ぶりの快挙を記念して近くの栄堂橋に
横断幕を設置して祝っているそうです。

★白木山橋のこいのぼり★
三篠川に架かる白木山橋では、今年もこいのぼりが
風にたなびきながら、白木はもとより白木街道を通る
人々の目を楽しませています。
コロナ禍で外出を控えることが増え、コロナ疲れと言われるように
心身にストレスを抱える日々が続きますが、そのような中でもこうして
人を元気づけたり、楽しませたりしようと行動する人がいる
ということには、勇気づけられますね。
【7月】

★「乳母堰追慕碑」再建★
関川から小越に水を引いている「乳母井堰」は、
約200年前の文政時代に、広島藩主浅野公に乳母奉公した
おしゆんさんが浅野公に願ったことで作られたそうです。
「乳母堰追慕碑」はおしゆんさんを追慕して、
大正時代に井堰のほとりに建てられたものです。
平成30年7月西日本豪雨で流失しましたが、
恩を受けた歴史を絶やしてはならないという
地元農家さんの思いから令和3年6月に再建されました。
再建にあたっては、流出した石碑の捜索では河川工事の業者に、
碑文再生では地元の世羅博昭先生と安芸高田市民俗資料博物館の
協力を得たそうです。
見つかった碑の一部と再建した碑が並んでいますので、
碑を訪ねて、地域の歴史をふりかえってみてはいかがでしょうか。



★今年も案山子をつくりました★
7月19日(月)に、井原小学校の児童のみなさんが、
「井原お米作り隊」の学習の一環としてつくった案山子を、
戸石の田んぼに立てられました。
「井原お米作り隊」は、戸石営農組合の協力により、
井原小学校の地域での体験学習として毎年実施されているもので、
案山子つくりは毎年の恒例行事として地域に親しまれています。
今年も、7月12日(月)に作った個性的な案山子を、
時に高学年や大人に手伝ってもらいながら、
児童のみなさんが自分で立てていく様子を見ることができました。
案山子は、白木街道のセブンイレブン広島白木井原店から
三篠園方面に向う途中の田んぼに設置されていますので、
近くを通られる際には、子どもたちの個性ある案山子を
ご覧になってはいかがでしょうか。
【8月】


★今後も天候にはご注意ください★
8月のお盆前後にかけての豪雨は、
白木町でも一部で冠水や浸水、崩落といった被害がありました。
しかし、人的被害がなかったことは不幸中の幸いでした。
例年の倍以上の降水量に加え、今後もしばらくは不安定な天候が
続く見込みですので、どうぞご安全にお過ごしください。

★白木町がちゅピCOMで紹介されました★
ケーブルテレビちゅピCOMの「大ちゃんのふらっと街歩き」
で白木町が前後編の2回に分けて紹介されました。
7月下旬に取材があり、8月19日(木)、26日(木)の2回に
分けて放映された今回の番組では、白木町内で元気に
活動している人にスポットを当てるということで、
「井原わくわくプロジェクト」や「TEAM白木村」のほか、
農家さんやパン屋、造り醤油屋をされている方の紹介がありました。
今回の番組をご覧になられて、白木町にもこういう人がいるんだ、
こんな活動があるんだ、こうしたスポットがあるんだと、
知っているようで知らない白木のことを改めて知ったという方も
いらっしゃったかと思います。
緊急事態宣言で遠出する機会が減っている今こそ、
身近な白木の再発見をしてみてはいかがでしょうか。
【9月】

★神乃倉山のお手入れ★
9月26日(日)に神乃倉山のハンカイソウ群生地周辺で、
スクゥスクゥの森の整備にも関わっている
「もりメイト倶楽部Hiroshima」さんとボランティアのみなさんによる
草刈りや間伐等の整備が行われました。
神乃倉山の管理に携わっている加藤さんのお話によると、
「もりメイト倶楽部Hiroshima」さんは、20年以上前から
毎年秋に作業に来てくださっており、
こうした継続的な整備によって今のような
ハンカイソウの群生地になったそうです。
【10月】


★JR芸備線おもてなしイベント★
10月23日(土)に開催されたJR芸備線おもてなしイベントでは、
会場となった井原のやまこうばし広場で
「いばらスカイスポーツフェスタ」が開催されて、
地域内外から訪れた人たちが、感染対策をしながら、
久しぶりの大型イベントを楽しむ姿が見られました。
とくにフードコーナーは、売り切れ続出となり、
多くの人たちが楽しみにして訪れた様子を伺うことができました。
同日午前には、志和口駅踏切付近でも幟旗アートのお披露目がありました。
広島市の取り組みとして、広島市立大学芸術学部の先生と学生さんが、
高南自治連さんの呼びかけで集まった地域の人たちの写真を
撮ったものをプリントアウトして幟旗にしたものを並べたものです。
この日、松井市長が志和口駅に表敬訪問されたのち、
井原のやまこうばし広場で三次市長と合流して、
三次方面に向かわれました。
なお、志和口駅での幟旗アートの展示は、
志和口駅を井原方面に出た側に地域有志の手で移設され、
約100本の幟旗が本格披露されています。
年内展示予定ですので、近くを通られましたら、ぜひご覧ください。
【11月】

★カープ号列車の歓迎★
11月28日(日)からJR芸備線で、カープ号の運行が始まりました。
この白木町内でも、志和口駅前で「りょうまを偲ぶ会」が
白木町のPRのため、カレンダーの販売やグッズの配布を行い、
多くの人が訪れたそうです。
なお、JRによりますと、現在のところカープ号は
概ね一日に一度、早朝か14時半頃、17時20分台のいずれかの便で
志和口駅を通過するとのことです。
【12月】

★町内が行事でにぎわった12月★
昨年10月以降は新型コロナ感染者も減少し、
白木町でも各地で行事が再開されました。
12月も、とくに19日(日)には井原地区で
広島市ハング・パラグライディング連盟主催の
「空からサンタがやってきたin神ノ倉」、
高南地区で自治連主催のしめ縄づくり、
ノマド白木でクリスマスイベントなど
多くの行事が開催され、久しぶりの賑わいがありました。
現在、新型コロナ感染症拡大に伴うまん延防止措置によって、
地域でも1、2月に予定されていました行事等の中止が相次ぎ、
さびしい新年になりました。しかしながら、
必ず解除される時期はありますので、その時に活動や行事等を
再開できるように、今から着々と備えをしたいものですね。
【2月】

★松浦泰次郎君頌徳之碑★
白木公民館裏の堀越公会堂に隣接するこども広場には、
「松浦泰次郎君頌徳之碑」が立っています。
頌徳碑とは、功績あった人の徳をほめたたえる記念碑です。
松浦泰次郎(まつうら たいじろう)氏は、
高田郡秋越村に生まれ、1890年代(明治20年代)後半に
兄の加藤多市氏とともに缶詰工場を創業し、
広島でも最大規模まで発展させ、1909年(明治42年)には
広島瓦斯株式会社(現広島ガス)の設立に関わり、
4代目代表取締役に就任し、広島でのガス事業の発展に寄与して、
広島商業会議所会頭も務められました。
社会事業や教育事業にも熱心に取り組み、
1914年(大正3年)には、現在の広島南特別支援学校の
もとになっている広島聾唖学校を吉島に設立しました。
「ヘレン・ケラー」も訪れたこともあります。
コロナで遠出が難しくなっているこの時期だからこそ、
身近にある史跡や碑を訪ねて、地域の足跡を辿ってみると、
新しい白木の姿が見えてくるかもしれませんよ。
【3月】

★井原っ子クラブとふくろう塾移転★
2月28日(月)に、井原っ子クラブとふくろう塾が、
JA井原店の旧信用店舗に移転しました。
移転当日はセレモニーが行われ、
井原小学校の児童と住民、関係者が集まって、
移転を祝う様子が見られました。
