甦った憩いの散歩道
安佐南区山本4丁目、この付近の 「祇園西公民館」 前で武田山・火山などを源流とする ”東山本川 ” と、”西山本川” が合流し、 ”山本川”となって約1.5km下流の
”大田川放水路” に注いでいる。その合流地点から 約100m 上流の西側土手が 「東山本川緑地 ふれあい広場」 である。
そこは平成5年に 「ベンチ」や「花壇」 が設けられ、桜の木も植えられて地域の憩いの場として登場したが、その後、手入れが行き
届かず美観が保持されない状態となっていた。そこで、平成20年10月 「東山本川花いっぱい運動」 が呼びかけられ、「社協ボランテ
ィアバンク」、「里山環境保全みどり会」、「ボランティア花いっぱい運動」 の方々のボランティア活動によって、現在では見事なま
でに甦っている。
花壇は常に花の苗が植えられ、四季折々の花が咲いて地域住民の心安らぐ散歩道となった。また、川には 「稚鯉やホタルの幼虫」が
放流され、それらの成育が見守られている。
そして今年(H22)8月 には 「里山環境保全みどり会」 により、地域の史跡、里山(
武田山、火山、
丸山など)の登山道などを印した、縦1.9m×横2.8m の手作りの傑作 「登山道案内板」 が新設された。
これら、地域のボランティア活動のお陰で地域住民に親しまれる空間が益々充実してきている。 多くの方に、この広場に足を運んで頂
き、四季折々の花や河川の生き物などを観賞しながら、散歩や休憩の場に、また 「登山道案内板」 前を史跡巡りや里山登山の “スタート”
地として活用される事を期待している。