企画展 
郷土資料館・ヌマジ交通ミュージアム連携企画展
「広島駅のいまむかし 路面電車が乗り入れた」

◆展示期間◆
令和7年5月17日(土)~7月6日(日)
会期中の休館日:毎週月曜日

会場:1.2階展示室

内容

日本では諸外国と比べてとりわけ鉄道への依存度が高い傾向にあり、駅は現代においても都市あるいは町における重要な位置を占めてきました。それは都市において特に顕著で、駅という鉄道の結節点を中心に町が形成され、新たな都市文化が創造されてきました。 広島では、広島駅が明治27年(1894)に開業して以降、広島市の玄関口となり、市内中心部とつながる路面電車が大正元年(1912)に開業して一段と利便性が向上しました。こうして広島駅は広島市の発展とともに歩んできましたが、町の中心である紙屋町や八丁堀地区と比べて、これまであまり重要視されてきませんでした。 しかし、令和7年(2025)の新駅ビルの開業と、路面電車が2階に乗り入れを控え、新しい駅の誕生によって結節点としての魅力が向上しつつあります。今後は広島市におけるまちづくりを考える上で、広島駅の位置は確実に高まると思われます。 「駅」という空間にも目を向けながら、広島駅の「いまむかし」をたどり、広島駅や駅、交通機関について再発見していただければと思います。特に、多くの技術が投入された路面電車の2階乗り入れという画期的な出来事についても触れたいと思います。

・広島駅が生まれ変わった
・駅について
・広島駅誕生
・広島駅から発展した路面電車
・被爆からの復興と広島駅
・変わりゆく都市交通と広島駅
・広島駅二階に路面電車が乗り入れる

◆展示ガイド◆
毎週日曜日(休館日を除く)14:00から約20分間、展示の解説を行います。※事前申込不要

◆展示図録◆
企画展開催に合わせて展示図録を発行します。詳細はこちらをご覧ください。