武田氏滅亡悲話-その3

おんばんさん (伝承)

 天文10(1541)年 毛利元就軍との戦で銀山城は落城しました。 執拗な追撃をうけながら武田方の武士達は戦いながら沼田方面に敗走しました。 しかし、多くの武田武士たちは「武田氏滅亡悲話ーその2」のように捕らわれて斬首されました。 一方、少数の 一族の子女や老人は神社そばの通称”隠れ里” (安西中学校付近まで続くつづれ折の谷間) に隠れていたそうです。 隠れ里の入口には大きな岩が2〜3枚あり,その陰で数人の武士達が護衛をしていましたが、毛利方に発見され全員殺されてしまいました。 地元の人々は隠れ里入口の岩を割ってお墓を作り供養しました。
下の写真”祠”がそれです。 昭和48(1973)年、平和台団地の造成にともない現在の地、恵比寿神社境内のすぐ傍に移設されています。
                                       (「訪ねて知ろう 安の名所」/安郷土史研究会)より                       

恵比寿神社 と [ おんばんさん ]

[ おんばんさん < 武田武士供養の祠 > ]
         場所 : 広島市安佐南区高取南3丁目1                                              photo 2009/1 

                [ 地 図 ]

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