佐伯区千同二丁目
旧県道沿いにこの道しるべはある。観音さんへの参道を示している。
現在は岡の下川に沿って県道41号線がはしっているが、かつては、この道が観音の主要道路であった。歴史のある商店や岡の下橋の方向からもそれが伺い知れる。


【旧県道から望む岡の下橋】
宮島街道から波出石交差点に向けて県道41号線を行くと岡の下橋で右に大きく曲がっているが、旧県道から見るとまっすぐに岡の下橋はかかっている。



【はただ商店】
佐伯町津田の庄屋納屋を大正時代に移築して店舗とした。100年以上の建物になる。


 道が左右に分かれるところの隅に字を彫りこんだ石柱がある。「右○○、左○○」と行き先が石に刻んである。これを道しるべ(今日の道路案内板)と言う。
 行き交う人々が行き先を間違えないように導いてくれた。ここで立ち止まって道を確かめて、また旅を続けた人もいたのだろう。