江戸時代の城下町には広島城天守閣以外に高層建築はありませんでしたが、明治時代に入ると木造の洋風高層建築が登場しました。ここで紹介しているのは
五階楼
(
ごかいろう
)
という、その名のとおり五階建ての料亭で、現在の中区大手町一丁目にありました。高さは11間半(約21m)あり、当時はランドマーク的な存在でした。
この一帯は江戸時代から続く繁華街で、明治時代に入ってから五階楼の他に広島郵便局や広島物産陳列館(現在の原爆ドーム)など、近代広島を代表する建物が建てられています。
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五階楼近景
明治時代
当館蔵
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