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公民館カレンダー 山まゆのしおり



山まゆのしおり〜山まゆ(天蚕:テンサン)の歴史など〜
山まゆ(天蚕:テンサン)の歴史など 山まゆの一生 「山まゆのつどい」でのとりくみ

山まゆ(天蚕:テンサン)の歴史など

「山まゆ織り」は古くから(江戸中期から大正時代)、可部・三入地域でさかんでした。

 その理由の1つは、山まゆが大好きなクヌギや、カシ、コナラなどの木が
たくさんあったからです。(広葉樹林)

 山まゆの糸は、美しい緑色で、光沢があり、絹糸にくらべて太くて丈夫。
さわると気持ちがよく、広島の特産品でした。

 第二次世界大戦後、クヌギやカシの木のかわりに、杉やひのきがたくさん植えられました。
また、山まゆ織りも需要がなくなり、山まゆのつむぎは衰退してしまいました。

 山まゆのつどいでは、三入の文化だった「山まゆ」を育てることで、
三入の歴史と自然を学んでいます。
 「山まゆ」を今にいかす方法を考えています。

 山まゆは簡単に飼うことができます。
 三入公民館でも、春から夏にかけて飼っています。
 飼ってみるとかわいいものです。
 みなさんも、ぜひ見に来てください!

すごいでしょ?
まゆ1つがこれだけ広がります



山まゆの一生

1.たまご

ぼくは 4月に卵から産まれます。

2.幼 虫 仲良くさんぽ

ぼくの スキな食べ物はドングリの木の葉です。
  (ナラ、クヌギ、カシ など)

だんだん大きくなります ぼくは 5回脱皮(だっぴ)します。
3.ま ゆ 糸をからだのまわりにめぐらして・・・ 大きくなったら、緑色の「まゆ」のおうちをつくります。
まゆの形ができはじめます 「まゆ」のおうちの中で「さなぎ」になります。
まゆの家が完成!

ぼくは 7月から9月にかけて蛾(ガ)に変身して
  「まゆ」から出てきます。

4.成虫(ガ) ぼくは男の子です!

ぼくが 蛾になっても気持ち悪く思わないでください。
  卵(たまご)をつくるためにパートナーをさがします。



「山まゆのつどい」の取り組み

可部山繭つむぎ同好会と協力して、三入公民館に「天蚕の家」で山まゆの飼育をしています。
4月下旬から夏の終わりにかけて、山まゆの一生を観察することができます。
【可部山繭つむぎ同好会の手づくり「天蚕の家」】


■山まゆについての学習会
  山まゆの飼育や歴史、文化について年に1回、学習会を開いています。
  誰でも参加できます。
  公民館だよりに案内を出します。

■山まゆの糸を活用した作品づくり
  山まゆの糸を使って作品を作っています。
  
  山まゆが成虫(ガ)となって「まゆ」から出た後、
  残った「まゆ」を活用して作品を作ることで、
  可部・三入地域に栄えた山まゆの文化を学び、継承していくのが目的です。
 
  これまでに「しおり」や「健康器具」「ランプシェード」や「うちわ」などを作りました。
  誰でも参加できます。
  公民館だよりに案内をだします。