平成16年度 広島市八幡公民館:魅力づくり事業
ふるさと再発見/歴史調査カード

件名 11 正覚寺
所在地 佐伯区利松一丁目
写真  
内容  寺号は龍渕山正覚寺といい、浄土真宗本願寺派に属す。元は僧祐信が開いた龍渕山元院という天台宗の寺で、延徳3年(1491)に僧祐浄が浄土真宗に改宗した。その後万治2年(1659)12月に、本願寺第13代良如上人から寺号公称の許可を受け、正式に龍渕山正覚寺となった。山号はかつて旧寺のあった東山麓から流れる流水による。本堂内の本尊は阿弥陀如来で、山門・鐘楼・経蔵・庫裏の揃う典型的な真宗寺院である。寺宝には石山合戦での援助の勲功で授かった、本願寺第11代顕如上人の真筆の「虎毛の名号」があり今も大切に保存されている。境内の老松は江戸時代の植栽と言われ、枝振りの良い名木で沼田郡往来沿いの名勝となっている。 
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