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ふるさとスライド「郷土の歴史 二葉今昔」

二葉公民館では、昭和58年11月、郷土史「二葉みちしるべ」を発刊しました。引き続き、小学校児童の皆さんから、ご高齢の皆さんに至るまで、幅広く利用していただくためのスライドを制作しました。
このコーナーでは、昭和61年に制作されたスライドの写真とナレーションを当時の原文のまま構成しました。今は姿を変えているものや、なくなっているものもありますが、ふるさとの歴史を感じていただければ幸いです。
なお、スライドは、当時の郷土史研究グループ木曜会の皆さんのご協力のもと制作されました。

中山地区

中山地区の位置を示した地図

広島駅から東へ10分、峠を越えると、ぼたん雪が小雪にかわります。武田家の家臣である、「中山内蔵惟重(なかやまないぞうこれしげ)」という人の名前から、由来するといわれる中山地区、古くは縄文時代から弥生中期までも、豊かな生活があったといわれます。
今から、まず、石津資料館をたずね、北から中山地区の今昔を紹介してゆきましょう。


尾長地区

尾長地区の位置を示した地図

わがふる里尾長山の名は、その尾根が長く東西に広がり、東を栗山や矢賀山に連なり、西は明星院に延びていることからこう呼ばれるようになりました。また別の伝説によると、昔尾長山のふもとが海であった時代、尾の長い大蛇が住んでいて嵐の夜沖を通る舟が難波した時、その長い尾で救ったというおとぎ話のような由来も残っています。
尾長山、明星院山の麓は瀬戸の波に洗われ渚が続いていましたが、その後明星院の麓に太田川から分流して矢賀方面に流れる川が出来、その流域に尾長一帯の土地が造成され太田川と共に発展した歴史のある町で、神社やお寺その他多くの遺蹟や伝説が残っています。


荒神地区

荒神地区の位置を示した地図

広島駅の南口に立ち、駅前大橋と向い合うと左手に広がるのが荒神地区です。国鉄の線路と猿猴川にはさまれ、今では一日一回しか使用されていない宇品線に至るまでの地域です。
荒神地区は中国地方のキー・ステーションである広島駅に接するという立地条件を生かし、古くから商業と交通の要所として重要な役目を担ってきましたが、多くの都市にも起きたドーナツ化現象が見られるようになり、住居を他に移し店舗や事務所だけを残す傾向が増えてきました。このことは荒神町小学校の児童数が近年減少を続け現在300人未満であることによってもわかります。


荒神地区は、その恵まれた立地条件のため、古くから開けた地域です。 今、駅前再開発が広島市を中心として進められようとしていますが、住民の意向など様々な解決されない問題が多いようです。 他の大都市から帰って、広島駅に降りた時に感じる雑然さは多くの市民に共通のもので、一刻もはやく、広島駅周辺が美しく、他の都市にも自慢できるものになることを願っている人々も多くいます。 すでに地下道の工事も進み、少しずつ駅前も変わってゆくでしょう。

矢賀地区

矢賀地区の位置を示した地図

岩鼻から連らなる矢賀山は、春の新緑や、山桜、秋の紅葉、と四季を通じて、矢賀町民の目を楽しませてくれます。祖先から伝わる田畑も今では宅地に様変りしていますが、まだ季節の移り変りを確実に教えてくれます。人口の移動も、他の町に比較しますと少なく、落ち着 いた生活ができます。
このような環境の中で、史跡も大切に保存され受け継がれています。


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