| 国道191号「原迫団地口」点滅信号を福王寺山方面に進み、児童公園横を左に曲がり、 |
| 山林の小道に入るとほどなくして「給人原古墳群」がある。 |
| 給人原古墳群は16基が確認されており、福王寺南麓一帯に100基近くあった6つの |
| 可部古墳群の1つで、6世紀末から7世紀に造られた後期古墳で、小規模化した横穴 |
| 式石室である。 |
| 古墳時代後期には、新しいタイプの鉄製農具の普及や農業技術の改良により、各地 |
| で大規模な水田開発が行われた。 |
| 前期古墳の少ないこの地域に、これだけの数の後期古墳が見られるのは、新たに |
| 大規模な水田開発が行われ、有力な農民層にまで古墳を築造しうる範囲が広がった |
| 結果と考えられる。 |
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| 16基のうち10基が可部高校によって調査が行われた | 玉類・鉄刀・馬具片・食器類・人骨など出土されている | |||
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| 出土された遺品は、可部高校に保管されている | 古墳群前から見た螺山方面の眺め |
