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亀山地域の史跡
河戸の杉薬師
所在地:亀山1丁目

 可部中央から柳瀬・今井田方面に進み、広島北税務署前から太田川方面に曲がると
左手に「河戸の杉薬師」が見えてくる。
正式な名称は瑠璃山医王寺であるが、河戸の杉薬師として知られている。
この杉薬師の由来は
  この地が広野であったとき、一本の杉の大木があった。
  ある時、一夜のうちにこの杉の大木が失せたので近くの里人が行ってみると、大木
  が数々の仏像となり、杉の切り口には松の枝が一本さしてあった。
  人々は驚いて、この像を携えて四方の名師高僧に尋ねたところ、この像は薬師如来
  で脇土は観音・勢至・ほかは十二神で行基の作と教えられた。
  人々は一堂を建立し、諸人の導崇をあつめたと伝えられる。
仏像が安置されているお堂は出水で度々流されたが、不思議にも御本尊・脇待の御仏
も小高いところに留まっていたので、人々の信仰はますます高まった。
往時の祭礼のときは、近郷近在の老若男女が、太田川畔から薬師堂までの小道を、
身体が擦り交すほど参詣、行商人の店が並び、境内にある甘茶の木から摂れる甘茶
を行列して順番を待ったほどの賑わいぶりであった。

区切り線

杉薬師 杉薬師祭
廣島新四國八十八箇所第20番霊場 医王寺 毎年5月8日に河戸の杉薬師祭が行われている

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