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亀山地域の史跡
行森の観音寺跡
所在地:勝木

 可部上市から国道191号を広島北インター方面に進み、可部運動公園の反対側・大坪
神社の石段横に「観音寺跡」がある。
廃寺跡には小さなお堂が一宇だけが普通であるが、この観音寺跡は神社に見られる
本殿・拝殿の二棟からなり、神仏習合時代の名残りと見られる。
参道から境内に入る所がゆるやかな傾斜になっており、境内の石垣を掘り抜いた形で
左右の石垣を跨いで四本の柱で支えられた鏡楼があり、梵鐘がつり下がっている。
あたかも、山門と鐘楼が一体になった形であり、参拝者はこの鐘楼の真下をくぐって
上がる。
江戸時代中頃に書かれた記録に
  「いつのころ廃寺になったか分らないが、境内を中心にこの辺り一帯にフシノ木が
   生い茂っており、特に境内のものは大木として知られ、フシノ木は別名をカチノ木
   (勝軍木)とも言い、采配(弊)の柄に多く用いられる名木として珍重されたことから、
   カチノ木の”ノ”を外して勝木としたと伝える」と記している。
勝木の地名の由来は、このフシノ木原の観音寺あたりからと推定することができる。

区切り線

本殿と拝殿 石垣を跨いで建つ鐘楼
本殿と拝殿 石垣を跨いで建つ鐘楼
山門と一体になった鐘楼 大坪神社の石鳥居
山門と一体になった鐘楼 大坪神社の石鳥居

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