ウインターキャンプ

 12月16日(土)~17日(日)、28名の子どもたちを対象に「ウインターキャンプ」を開催しました。
 12月、寒い日が続き、家に閉じこもりがちになる季節ですが、こうした時期だからこそ、子どもたちにとって、自然散策や野外炊飯、宿泊体験を行うことはとても有意義な時間になると考えています。
 本事業のテーマは、「寒さなんてへっちゃら! 三滝の冬を楽しもう」です。はじめの集いでは、活動に当たり、①元気:寒さに負けず元気で過ごすこと、➁挑戦:初めてのことに果敢にチャレンジすること、➂気持ち:温かい気持ちが伝わるよう行動することなどについて話をしました。
 1日目、最初のプログラムは「自然散策」です。3グループに分かれて、三滝の自然を感じながら、葉っぱや木の実などを拾い、それを使って、本施設のマスコットキャラクターを活用して「ミタッキー 100レンジャー」づくりを行いました。子どもたちは、創意工夫をしながら、思い思いの作品を次から次へと完成させ、128レンジャーを一つの模造紙に張り付けていきました。直径5センチ程度の切り抜きに、葉っぱや実をつけていく作業なので、自由にミタッキーを製作するものではありませんが、逆に、様々な葉の色や葉脈などを活かした創造的な作品が誕生しました。また、発展的な作品も多く見られました。(現在、事務室横の掲示板で公開中)
 そして、夕食、キャンドルの集い、入浴とプログラムは進み、9時半消灯となりました。
 2日目、朝から雪が舞うなど、まさにウインターキャンプとなりました。
 朝食後、いよいよ野外炊飯です。
 かまどに火を起こす活動からスタートです。マッチでまきに火をつけようとしますが、マッチを使う経験がないため、その使い方から試行錯誤することとなりました。その後、新聞紙等を利用し、まきの置き方を工夫しながら火をつけ、ダッチオーブンを使った焼き芋や焼きリンゴづくりに挑戦しました。初めてのことで戸惑いながら、職員や学生ボランティアの指導・支援を受けながら無事成功し、笑顔で食べている様子が窺われました。
 その後、昼食をとり、終わりの集い終了後、解散となりました。厳しい寒さとなりましたが、テーマにあるように、子どもたちは元気に様々な活動に挑戦し、やり遂げていきました。また、「みんな優しかったから、冬だけど心があたたかくなった。」と子どもたちから感想が出るなど、互いを励ます様子が見られました。子どもたちにとって、思い出となる2日間になったと考えています。

 子どもたちの感想
  「焼き芋や焼きリンゴづくりなど、初めての体験ができました。」
  「大学生の人や班のみんなと一緒に自然散策や野外炊飯などをして、思い出も友達もで
  きました。参加してよかったです。」
  「今日、初めて参加しました。知らない人ばかりだったので、とても不安でしたが、時
  間がたつにつれ、友達と仲良くなりました。とても楽しかったです。」
  「困ったことがあった時、仲間が助けてくれたから、言葉で言いきれないほど嬉しかっ
  た。」
  「『いちご。』と『さたにー』の自己紹介の歌を作りました。野外炊飯の焼きリンゴも
  焼き芋もとてもおいしかったです。」
  「自然散策をして色々な植物を知ることができたことが心に残りました。」
  「夜、二段ベッドで話しながら寝るのが楽しかった。」