ふれあいキャンプ

 令和6年2月15日(木)~16日(金)、市内の「ふれあい教室」に通う小中学生8名を対象として、「ふれあいキャンプ」を開催しました。本事業は、広島市教育委員会と共催し、昨年度に続き2回目となります。また、大学生ボランティアは、子どもたちを上回る11名の参加となりました。
 本事業のテーマを「自然・仲間・自分との出会い」と設定し、2日間の活動プログラムを実施しました。
 1日目、はじめの集いやアイスブレイクの後、天候不良のため、予定していた竹林での「竹の切り出し体験」を変更し、「ティピーテントづくり」を行いました。まず、テントの生地にするブルーシートを切り、マスコットキャラクターの絵をかいたり、様々な色の手形を押したりしました。子どもたちは、はじめ、戸惑う場面がありましたが、大学生ボランティアの支援を得ながら、友達と協力して自ら進んで活動している様子が窺われました。
 夕食後、室内で星や星座について学び、創作テラスでたき火交流会を行いました。たき火交流会では、落ち着いた雰囲気の中で、一人一人が薪をくべながら1日を振り返り、心に残ったことをみんなに語る機会となりました。
 2日目、散歩、朝食後、子どもたちが楽しみにしていた「竹ランタンづくり」を実施しました。子どもたちは、大学生ボランティアの支援を受けながら、ノコギリで竹を切ったり、ドリルで穴を開けたりしながら思い思いの作品を製作することができました。
 次に、ティピーテントづくりです。子どもたちは、竹をロープで絞めながら固定し、シートを周りに被っていきながら完成させました。達成感で包まれた、心に残る時間となりました。
 三滝の豊かな自然を感じ、多くの友達と助け合い、大学生ボランティアと語らいながら2日間の活動を無事終えることとなりました。子どもたちは、最初、不安で落ち着かない様子でしたが、様々な体験活動を通じて、やり遂げた満足感や自信、人と関わる楽しさなどを感じている姿が窺われま  した。生きる力の種をしっかり育むことができたと考えています。
 
子どもたちの感想
 「今日は雨だったけど、ティピーテント作りなどが楽しかったです。たき火がきれいでちょっと落ち着きました。」
 「テント作りやランタン作りを通して、協力することができ、とても思い入れのある2日間となりました。とても楽しかったです。」
 「三滝の自然は、よく行くので知っているつもりだったけど、行ったことがない場所や朝の自然は初めてで、時間によってこんなに変わるものかと驚いた。」
 「最初、不安がたくさんあって、少し自信がなかったと感じています。ですが、自然と出会い、仲間と出会い、不安が和らいだのではないかと思います。」
 「みんな優しいし、助けてくれました。いっぱい笑ってくれました。」
 「ボランティアの方々や職員の方々は常に楽しそうで、引率する時はする、しない時は楽しんで、とてもメリハリがありました。お手本のような人たちで参考になるところもありました。」
 「初めから親しくしてくれたので、私も輪の中に入れたと思います。協力も体験も仲間がいてこそだと思います。この仲間でよかったです。」