三滝自然ワンダーランド

 3月2日(土)~3日(日)、35名の子どもたちを対象に「三滝自然ワンダーランド」を開催しました。
 自然豊かな三滝の森にも「春」到来の季節になりました。こうした季節だからこそ、子どもたちが体全体で「春」を感じ、そのことを自分の言葉で表現することは大切であると考えています。
 本事業のテーマは、「春の自然 盛りだくさん!」です。
 1日目、「はじめの集い」や「アイスブレイク」が終わり,子どもたちは、春を見つけに「自然散策」に出発しました。探検ボードとカメラをもち、広場や遊歩道を駆け巡り、カワヅザクラやスイセン、アセビ、ホトケノザ、オオイヌノフグリなどの花を観察し撮影していました。また、活発に動き始めた池のメダカたちの様子を見たり、事務室裏の木に集まってきた野鳥のエナガを写真に撮ったりするなど、春を待ちわびたたくさんの生き物たちと出会う時間となりました。
 夜、子どもたちは、ちょっぴり寒さを感じながら、「星空観察」をして、「キャンプファイア」を楽しみました。子どもたちや大学生ボランティアがひとつの火を囲み、一体感を味わいながら、歌や踊り、ゲームなどを楽しみました。
 2日目、班ごとに自然散策で感じたことや調べたことを模造紙に表現していきました。多くの子どもたちは、自然散策で記録した植物などを図鑑で調べ、その内容をクイズ形式にしたり、豆知識としたりするなど、思い思いに表現している様子が窺われました。
 大学生ボランティアのアンケートには、次のようなことが書かれていました。「新聞づくりでは、一人一人がやりたいと思う気持ちがあり、何回か、意見がぶつかり合う場面もありましたが、意見を言い合う中でお互いが納得し、作り上げているところに感動しました。」
 最後に、2日間のプログラムのまとめとして、「終わりの集い」を実施し、子どもたちは帰宅しました。参加した子どもたちは、豊かな自然に親しみながら、友達と関わる楽しさを感じるとともに、自分の思いを伝える難しさやそれを解決することの大切さを学んだ2日間になったと考えています。

子どもたちの感想
 「心のやさしい友達と一緒に自然散策をしたり、新聞を作ったりした。楽しかった。外はまだ寒いけど、心の温かい友達と会えたから寒くなかった。また、行きたいです。」
 「一番楽しかったのは、キャンプファイアです。思った以上に友達がすぐできた。」
 「みんなで食べたご飯がおいしかった。班のみんなで山に入って三滝の春を楽しめた。」
 「たくさんの人と出会えて、とても楽しかったです。」
 「学生ボランティアの人が優しくて、明るくて、頼もしくて嬉しかった。もう一度参加したいと思った。」