3月1日(土)~2日(日)、34名のこどもたちを対象に「三滝自然ワンダーランド」を開催しました。(104名の応募があり抽選を行いました。)
暦の上では春ですが、まだ寒い日が続いています。そんな中でも、三滝少年自然の家では、春を感じることができるようになってきています。今回は、こどもたちに三滝の自然から春を感じてほしいと考え、活動内容を計画して実施しました。
1日目、「はじめのつどい」や「アイスブレイク」の後、三滝の春を見つけに、「自然散策」に出発しました。施設内の遊歩道や広場などで見つけた、スイセン、スミレ、ナノハナ、アセビなどの花、コウヤボウキの綿毛、タラの芽、フキノトウなどの山菜、三滝からのかすみがかった市街地の景色などをデジタルカメラで撮影しました。また、動き始めた池のメダカなど、春を待ちわびた生き物たちにも出会うことができました。
夕食後には、「キャンドルサービス」を行いました。みんなでキャンドルの火を囲み、一体感を味わいながら、歌や踊り、ゲームなどを楽しみました。
2日目、まず、1日目の自然散策で、こどもたち一人一人が撮影したデジタルカメラの画像の中から、一番のお気に入りを選んでプリントアウトしたものに、春を感じた理由などのコメントを書き込みました。
次に、一人一人が書いたものを持ち寄り、班で1枚の模造紙に貼り、一つの作品に仕上げていきました。その後、みんなの前で、こどもたち一人一人が見つけた「春」の写真を示しながら、その写真を選んだ理由などのコメントを発表する時間を取りました。
それぞれに感じた「春」を交流することができ、とても有意義な時間となりました。また、こどもたちが選んだ「三滝の春」には様々なものがあり、その感性の素晴らしさに感心させられました。
なお、こどもたちが選んだ「三滝の春」の写真とそのコメントを、三滝少年自然の家のインスタグラムに掲載していますので、検索して見ていただけると幸いです。
最後に、「終わりのつどい」を実施し、活動のまとめをしました。参加したこどもたちは、豊かな自然に親しみながら、友達と関わる楽しさとともに、自分の思いを表現することの心地よさを感じる2日間になりました。
参加したこどもたちの感想(一部抜粋)
・班のみんなと行動して仲よくなれたし、学生ボランティアの人もやさしく接してくれて、とても安心して過ごすことができました。冬だと思っていたけど、春だと思うことがたくさんあって、暖かくなったんだなと思いました。すごく楽しかったです。また、機会があれば来たいです。
・家の近くに山などの自然がないから、山に登って春の写真をとって、ふだんできない経験をすることができてよかったです。たくさんの友達と遊べてよかったです。また来ます。
・今回、参加していろいろなことなどをスタッフたちや学生の人たちに教えてもらい、たくさん学べてとても楽しかったです。
・今回も前回と同じようにとても楽しかったです。今回は、すべての活動、すべての時間、1分1秒がぼくのいい思い出になりました。この三滝自然ワンダーランドで過ごした1日は最高に楽しかったです。学生ボランティアの人たちにもやさしく接してもらい、「ここは天国ではないのか」というぐらいに思いました。改めてこの三滝自然ワンダーランドで過ごした時間は、ぼくの最高の宝物になりました。これからもたくさん応募し、また、ここに来ようと思います。本当にありがとうございました。
・新しい友達ができました。ボランティアの学生さんとも仲よくできました。1泊2日だったけど、たくさんの人ときずなを深められました。
・いろんな人の春だと思うことを知ることができてよかったです。
・キャンドルサービスの時に、「もうじゅうがり」で、みんなと遊んだり、さわいだり、笑ったりできたのが楽しかったです。
・夜ごはんなどがとてもおいしくて心に残りました。部屋に入った時に友達が話しかけてきて、そこから友達がたくさんできました。お風呂もとても気持ちよかったです。
・三滝の自然にふれ、都会にはないことを感じられました。また、山登りではイノシシに会えなかったものの、ほりあとなどを見られて自然だなあと思いました。
・2回目の参加で、初めて参加した時にできた友達と会話できました。いろんな人と話して仲よくなることもできました。最初はきんちょうしたけど、友達がたくさんできました。今回は、寝室を早めにきれいにしたり、明日の準備を前の日のうちにしたりすることができたので、「規則正しく生活する」こともできました。よかったです。