三滝防災キャンプ

 令和6年4月27日(土)・28日(日)の1泊2日で、主催事業「三滝防災キャンプ」を開催しました。43家族からの応募があり、抽選の結果、9家族の皆様に参加していただきました。
 本事業では、広島県自主防災アドバイザーやひろしま女性防災会のメンバーとして、様々な場面で御活躍されている防災士の三宅由紀子様を講師として招聘し、御指導をいただきました。
 2日間で次のような防災に関するプログラムを実施しました。

【1日目 4月27日(土)】
〔防災プログラム①〕
 広島県は土砂災害が多いことやその理由、「マイ・タイムライン」の概要についての講話の後、各家族で、避難先や安全な避難経路の確認、避難するタイミング、大雨・土砂災害・避難の情報などの収集方法、避難のための準備物等について話し合いながら「マイ・タイムライン」を作成しました。
 その後、西消防署職員の方に御協力いただき、起震車体験や水消火器体験を実施しました。
〔防災プログラム②〕
 避難所体験として、参加者で協力して段ボールベッドや簡易テントを設営しました。
【2日目 4月28日(日)】
〔防災プログラム③〕
 「『そなえ』について家族と考えよう」というテーマで、非常持ち出し品袋に入れる物を考え、実際の重さを体感したり、非常食としての「ポリ袋クッキング(アルファ米で大豆ごはん、蒸し鶏、蒸しパンなど)」や「キャベツとツナと海藻の和え物作り」「水で食べるカップラーメン作り」などを行ったりしました。

 参加された御家族は、大変意欲的に活動され、災害から命を守るための行動や日々の備えについて考えたり、体験したりするよい機会になったのではないかと思います。
 また、2日間を通して御指導をいただきました講師の三宅由紀子様のおかげで有意義な2日間となりました。三宅様には心から感謝申し上げます。

参加者の感想(一部抜粋)
・住まいの周辺の防災事情を知ることができてよかったです。
・災害が起きないことが一番ですが、万が一の時に備えて、家でも用意してみたいと思います。
・子ども自身が、自分の命を守る、地域の人と助け合うなど、意識を高めることができ、楽しく分かりやすい内容に感謝の気持ちでいっぱいです。
・実際にいろいろな体験ができてよかったです。特に心に残ったのは起震車です。本当にこんなに揺れたら怖いなと思いました。
・震度6は想像をはるかに超える揺れで恐怖でした。とっさに子どもを守りながらどこへ逃げるか真剣に考えるきっかけになりました。
・家族で防災士の方のお話を聞くことができてよかったです。起震車や水消火器体験も心に残る印象的な機会となりました。全てのプログラムで、子どもが思った以上によく考えていたので、参加してよかったです。
・起震車のマグニチュード7.9に驚きました。ポリ袋クッキングが意外においしかったです。
・防災クッキングでは、栄養面のことを学び、実際の調理を体験することができてよかったです。
・防災といっても何から始めればよいか分からなかったのですが、避難場所や非常持ち出し袋の中身などを家族で確認することができてよかったです。今日からできる内容だったので、できることから始めてみようと思います。