第1回三滝キッズレンジャー

 令和6年5月18日(土)・19日(日)、29名の子どもたち(小学校4年生~6年生)を対象に「第1回三滝キッズレンジャー」を開催しました。
 本年度は、「めざせ! 里山マイスター」をテーマに掲げ、里山のマイスター(専門家)になるために、森について「知る」「感じる」「守る」「創る」という四つのミッションをクリアしていく活動を計画しました。第1回目の今回は、「知る」「感じる」「守る」の三つの活動を行いました。
 講師として、環境カウンセラーの和田様、NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshimaの山本様と見勢井様を招聘し、子どもたちが専門的な知識や技能を学ぶ機会を提供しました。
 また、開会行事には、三滝少年自然の家振興会長や三篠公民館長にも御出席いただき、子どもたちにメッセージをいただきました。
 2日間で「里山マイスター」に近付くために、次のような活動を行いました。

【1日目 5月18日(土)】
〔活動1「森を知ろう」〕
 子どもたちは、和田様からの花や葉の形に関する不思議なことや、植物と昆虫との関係などについての話を聞きながら、施設内の植物の特徴を学び、実際に観察したり触れたりしながら、五感を働かせて感じ取っていました。熱心に活動する子どもたちの姿をうかがうことができました。
 その後、ウラジロで飛行機やバッタを作ったり、作ったものを飛ばしたりするなど、森の遊びを満喫しました。
〔活動2「森の恵みにふれよう(感じよう)」〕
 夕食後、友愛広場でキャンプファイアと星空観察を行いました。キャンプファイアでは、昨年度のキッズレンジャーで除伐した木を薪として使いました。その恩恵を感じながら、火を囲んでゲームなどをしていくうちに、子ども同士の関りが深まり始め、リラックスして楽しんでいる様子が見られました。
 星空観察は、少し曇っていましたが、春の大三角や北斗七星など、三滝の夜空に輝く星たちを見ることができました。
【2日目 5月19日(日)】
〔活動3「森を守ろう」〕
 山本様と見勢井様の指導の下、子どもたちは、ヘルメットを被り、ノコギリを携えていざ森の中へ。今回は、多種多様な生物が、暮らしていくことができる環境にするため、森の手入れとしての除伐を行いました。
 子どもたちからは、「初めてノコギリで木を切ることができました。」「とても明るい場所になりました。」「大きな木を切ったときに達成感がありました。」「明るい場所になって、自然を守る活動ができました。」などの感想を聞くことができました。森を守りたいという思いをもち、一生懸命に活動する子どもたちでした。
 10月19日(土)に「第2回キッズレンジャー」を開催します。第2回目は、森の恵みを活用して「創る」活動を行う予定です。今回の活動で気付いたことや学んだことを生かしてほしいと考えています。