10月19日(土)、第1回に引き続き、講師として、環境カウンセラーの和田様、NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshimaの山本様、見勢井様を招聘し、「第2回三滝キッズレンジャー」を開催しました。開会行事には、三滝少年自然の家振興会長や三篠公民館長にも御出席いただき、子どもたちにメッセージをいただきました。
第1回に引き続き、「めざせ! 里山マイスター(専門家)」をテーマに掲げ、里山のマイスターになるために、今回は森について「守る」「創る」という二つのミッションをクリアしていく活動を計画しました。
当日はあいにくの雨で、午前中に予定していた野外での「自然観察」「森の手入れ」ができなくなりました。しかし、子どもたちの集合時刻に間に合うよう、雨の中、3人の講師の方々と職員で、子どもたちに紹介したい樹木の枝や葉、実などを施設内の山から調達し、それらを子どもたちが見たり触ったりすることができるようにしました。
その準備のおかげで、子どもたちが樹木の枝や葉、実を目の当たりにすることができ、講師の方々の説明などを興味津々で聞くことができました。
また、講師の見勢井様が持ってきてくださった、生きたマムシや瓶詰のスズメバチも間近で見ることができ、森に潜む危険生物についても学ぶことができました。
午後からは、第1回で伐採した木材を使って、クラフトを行いました。クラフトの内容は、木の枝を柄(持ち手)にしたスプーンやフォーク作りです。
クラフトの工程は、次のとおりです。
①自分の好みの枝を選び、その枝を小刀で削る。
②長さを考えてのこぎりで枝を切る。
③枝に金属製のスプーン、またはフォークの先を差し込むための穴を電動ドリルで開ける。
④電動ドリルで開けた穴に金属製のスプーン、またはフォークの先を差し込む。
子どもたちは、目を輝かせながら枝を選び、小刀で枝の皮を削ったり自分好みの模様にしたりしていきました。工程の④で苦労しながらも、自分の思いのこもったスプーンやフォークが完成しました。
最後に、講師の方々により、環境保全活動についてのまとめをしていただきました。
本事業を通して、子どもたちが環境に対する豊かな感受性や自分なりの考え方を育み、持続可能な地域づくりに向けた実践につながることを期待しています。
参加した子どもたちの感想(一部抜粋)
・森は自然がいっぱいの楽しい場所だと思いました。
・森は危険なことや物があるけど、楽しいことや不思議なこともあってとてもおもしろかったです。
・自然にはすてきなところもあるし、怖いところもあることを知ることができました。これからは安全に気を付けて自然とふれあおうと思いました。
・森にある木や花は、いろんな種類があって、一つ一つに特徴があってすごくいいと思いました。
・雨で外には行けなかったけど、そのはいりょがすごかったです。
・自然は少し怖いところもあるけど、うまく利用すればいろいろなことに利用できるので、いいと思いました。
・最初は植物の名前は知らなかったけど、名前を知って森や植物を大切にしようと思いました。