三滝防災キャンプ

 令和7年4月26日(土)・27日(日)の1泊2日で、主催事業「三滝防災キャンプ」を開催しました。36家族からの応募があり、抽選の結果、9家族の皆様に参加していただきました。
 本事業は、様々な防災に関する活動を通して、災害から身を守る方法を学び、御家族の絆を深めていただくとともに、他の御家族と交流していただくことを目的に開催しています。
 今回も講師として、広島県自主防災アドバイザーやひろしま女性防災会のメンバーであり、様々な場面で御活躍されている防災士の三宅由紀子様(ひろしま女性防災会代表)をお招きし、御指導をいただきました。
 2日間で次のような防災に関するプログラムを実施しました。

【1日目 4月26日(土)】
〔防災プログラム①〕
 広島県は土砂災害が多いことやその理由、「マイ・タイムライン」の概要についての講話の後、各家族で、避難先や安全な避難経路の確認、避難するタイミング、避難の情報の収集方法、避難のための準備物等について話し合いながら「マイ・タイムライン」を作成しました。
 その後、西消防署職員の方に御協力いただき、起震車体験や水消火器体験を実施しました。
〔防災プログラム②〕
 避難所体験として、参加者で協力して段ボールベッドや簡易テント等を設営しました。

【2日目 4月27日(日)】
〔防災プログラム③〕
 「『そなえ』について家族といっしょに考えよう」というテーマで、非常持ち出し品袋に入れる物を考え、実際の重さを体感したり、非常食としての「ポリ袋クッキング(アルファ米で大豆ごはん、蒸し鶏、バナナ蒸しパンなど)」「キャベツとツナと糸寒天の和え物作り」「水で食べるカップラーメン作り」などを行ったりしました。
 参加された御家族は、どの活動にも大変意欲的に取り組まれ、災害から命を守るための行動や日々の備えについて考えたり、体験したりするよい機会になったのではないかと思います。
 また、2日間を通して御指導をいただきました講師の三宅由紀子様のおかげで大変有意義な2日間となりました。三宅様には心から感謝申し上げます。

参加者の感想(一部抜粋)
・日頃から地震に関する情報を見たり、家の防災グッズの中身を調整したりしていますが、それでも今回初めて学ぶことが多く、大変勉強になりました。自助する力をこれからも高めながら、共助、公助にも貢献できるように家族で防災に取り組んでいきます。
・講師の先生のお話を聞いて、災害の備えがとても大事なことだと思いました。自宅に準備している防災グッズをもう一度見直してみたいと思います。
・どれもすぐに役立つ情報や活動で、とても勉強になりました。こどもたちにとっては、なかなかイメージしにくいことも多いと思うので、日頃から楽しみながら非常食を作って食べたり、荷物を背負って歩いたりして、いざという時に少しでも余裕をもって動けるようにしたいと思いました。
・防災意識が高まりました。起震車を体験し、窓や食器棚に飛散防止フィルムを貼ろうと思いました。こどもたちにも消火器の使い方を体験させてもらえたこともよかってす。
・私自身が仙台で震災の経験をしているのですが、時間の経過とともに備えの意識が薄れてきていたので、防災について見直すよい機会になりました。非常食も一手間でこんなにおいしくなるんだとびっくりしました。参考にさせていただきます。