第2回三滝キッズレンジャー

 10月18日(土)、第1回に引き続き、講師として、環境カウンセラーの和田様、NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshimaの山本様、見勢井様を招へいし、「第2回三滝キッズレンジャー」を開催しました。開会行事には、三滝少年自然の家振興会長にも御出席いただき、こどもたちにメッセージをいただきました。
 第1回に引き続き、「気軽に散策できて親しみのある森(エリア)をつくろう」をテーマに掲げ、今回は森について「守る」「創る」という二つのミッションをクリアしていく活動を計画しました。
 当日は、心配していた雨に降られることもなく、計画していた活動を全て行うことができました。
 午前中の「森の手入れ」では、4種類(アラカシ・リョウブ・クロバイ・ヒサカキ)の木を班ごとに協力して、切り倒しました。そうすることで、その場所に光が差し込むようになり、少しですが明るくなりました。そのことにこどもたちも満足したようでした。
 午後からは、午前中に伐採した場所で、切った木と同じ4種類の木にネームプレートを付けました。このネームプレートの裏には、こどもたちが自分のキャンプネーム(キャンプの際に呼び合うニックネームのようなもの)を記念に書いています。このネームプレートは、山登りなどで通る人たちに木の名称を知ってもらうためのものです。三滝少年自然の家のイノシシ谷近くの遊歩道を通られる際は、ネームプレートを気にかけていただけると幸いです。
 ネームプレートを付け終わった後、午前中に伐採した木の枝を使い、キーホルダーを作りました。切った枝の断面にヒートンをねじ込み、そのヒートンにひもを通して完成です。こどもたちは、自分が切った木の枝を大切に扱い、記念のキーホルダーを熱心に作っていました。
 最後に、講師の方々により、今回の活動と環境保全についてのまとめをしていただきました。
 本事業を通して、こどもたちが環境に対する自分なりの考え方を育み、持続可能な環境づくりに向けた実践につながることを期待しています。

参加した子どもたちの感想(一部抜粋)
・毎日お世話になっている森について、少し考えるきっかけになったのでよかったです。自然を大切にしようと思いました。
・明るい森にするために、これからも森を守りたいと思います。
・森が壊れていくと聞いたことがあるから、この自然を守った方がいいなと思いました。
・人には森が重要ということが、より分かりました。森のため、自然のために考えて使うことが大事だと分かりました。
・森の木を切って、森が明るくなるのはすごいと思いました。
・食べられる木があることがおどろきでした。
・危険な植物や動物がいて怖いなと思ったけど、安全な植物や動物もいるから、森って不思議だなと思いました。
・最初は植物の名前は知らなかったけど、名前を知って森や植物を大切にしようと思いました。