第1回三滝キッズレンジャー

 令和7年5月17日(土)・18日(日)、27名のこどもたち(小学校4年生~6年生)を対象に「第1回三滝キッズレンジャー」を開催しました。
 「気軽に散策できて親しみのある森(エリア)をつくろう」をテーマに掲げ、第1回目の今回は、森について「知る」「感じる」「守る」という三つの活動を行いました。(第2回目を10月に実施予定)
 講師として、環境カウンセラーの和田様、NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshimaの山本様と見勢井様をお招きし、こどもたちが専門的な知識や技能を学ぶ機会を提供しました。
 また、開会行事には、三滝少年自然の家振興会長にも御出席いただき、こどもたちにメッセージをいただきました。
 当日の天候を心配しましたが、直前になって雨は上がり、テーマの達成に向けて、ほぼ計画どおりに次のような活動を行うことができました。参加者であるこどもたちの日頃の行いがよかったのでしょう。

【1日目 5月17日(土)】
〔活動1「森を知ろう」〕
 こどもたちは、和田様からの花や葉に関する不思議なことや、植物と人間の生活との関係などについての話を聞きながら、施設内の植物の特徴を学び、実際に観察したり触れたりしながら、五感を働かせて感じ取っていました。
 また、カラスノエンドウでピーピー笛を、ササで笹船を、カタバミでコイン磨きを、ウラジロでバッタや飛行機を作り、作ったもので遊ぶなどして森の遊びも満喫しました。
〔活動2「森の恵みにふれよう(感じよう)」〕
 夕食後、創作テラスで焚火を行いました。焚火では、昨年度のキッズレンジャーで除伐した木を薪として使いました。自分たちで火を起こし、その恩恵を感じながら、火を囲んでゲームなどをしていくうちに、こども同士の関わりが深まり始め、楽しんでいる様子が見られました。焚火の最後に、班で決めたキッズレンジャーとしての想いや目標をみんなの前で発表して誓い合いました。

【2日目 5月18日(日)】
〔活動3「森を守ろう」〕
 山本様と見勢井様の指導の下、こどもたちは、ヘルメットを被り、ノコギリを携えて森の中へ出発しました。今回のテーマである「気軽に散策できて親しみのある森(エリア)」にするために、森の手入れとしての除伐を行いました。
 10月18日(土)に「第2回キッズレンジャー」を開催します。さらにテーマに近付くことができるような活動を計画中です。今回の活動で気付いたことや学んだことをいかした活動にしていきたいと考えています。

参加した子どもたちの感想(一部抜粋)
・いろいろなものを草花で作ったことがおもしろかったです。家に帰ったら、もっと自然を大切にできるようにがんばりたいです。
・木を切るのは簡単だと思っていたけど、とても大変だったのでびっくりしました。
・木を切って森が明るくなったと思います。
・電気をたくさん使わないようにしたり、無駄に使わないようにしたりして、森林を増やすようにしたいです。
・森を手入れすることは、とても大切なことだと思いました。
・木を切る時にいろんな向きや角度があって難しかったです。
・困っていることを聞いて、「へえ、そうなんだ。」と思うだけでなく、問題を解決しようとして自分ががんばることが大切だと思いました。