感動塾・みちくさ

 令和4年8月17日(水)から19日(金)まで、「感動塾・みちくさ」を開催しました。
 本事業では、「『水』のふしぎ発見! 感動体験」というテーマを掲げ、4年生から6年生までの29名の子どもたちが、実験や工作などの活動を行います。 
 開催に当たっては、講師として、専門性を有する中学校や高等学校、大学の先生方(3名)を招聘するとともに、子どもたち一人一人にきめ細かに支援するために、26名の大学生ボランティアを公募しました。
 子どもたちの自然体験など実体験の機会が少なくなっている現状を踏まえ、身近な「水」をキーワードにした実験や観察などの直接体験の機会を提供し、発見の喜びや感動を味わわせ、自然や科学への興味・関心を高めるととともに環境保全への意識を高めること目的として、様々なプログラムを準備しました。

 8月17日(水)、夜間、天候悪化により大雨警報が発表される状況となったため、急遽、夕食後、一旦帰宅し、次の日の午後から再開するというスケジュール変更を行いました。
 本施設の敷地は、土砂災害特別警戒区域に囲まれ、建物の一部も同区域に指定されていることから、子どもたちの安全・安心の確保を考慮して判断しました。子どもたちの送迎など、保護者の皆様の御支援・御協力に深く感謝を申し上げます。
 
 8月17日(水) 第1日目  
 開塾式では、広島市教育委員会 橋本青少年育成部長様の挨拶、実行委員の紹介、所長挨拶、参加者代表挨拶などを行いました。
 午後、鹿江先生による「水の不思議 水の基礎実験」では、水に1円玉を浮かせるなど、水の表面張力を学ぶ実験などが行われました。子どもたちは目を輝かせながら、「なぜ」、「どうして」という疑問を解決しようと取り組んでいました。

 

 8月18日(木) 2日目
 午後、井山先生による「水のおもしろ実験(2) いろいろなシャボン玉」や門江先生による「水で遊ぼう」などの実験が行われました。子どもたちからは、「いろんな道具を使ってシャボン玉を作りました。とても楽しかったです。」「大きさのシャボン玉の中に入りました。膜の色は虹色でした。」、「トルネードの実験でビーズがぐるぐる回るのが面白かった。」などの感想がありました。

 

 8月19日(金) 3日目
 午前、井山先生による「水を使おう 水力発電の模型づくりと実験」のプログラムを行いました。子どもたちは、試行錯誤しながら、模型を製作することで水力発電の仕組みを理解するとともに、土石流の実験を行うことによって、土砂災害の恐ろしさを実感することができました。
 また、午後の閉塾式では、3日間を振り返るとともに、子どもたちと大学生ボランティアによるメッセージの交流などが行われました。


 以上、3日間を通して、子どもたちは、「『水』のふしぎ発見! 感動体験」というテーマについて、友達と協力し、創意工夫しながら実験を行う中で、広く自然や科学に対して、興味・関心を高めている様子が窺われました。また、大学生ボランティアとの交流を通して、大学生ボランティアの支援に対して感謝するとともに、所謂「ななめの関係」として、様々な思いを話すことができるなど、全てのプログラムにおいて、教育的効果が高い取組であることを確認しました。
 本事業の実施に関わった全ての方々に感謝するととともに、心からお礼を申し上げます。