3月15日 Eふりかえり発表会
秋から学習を続けてきた河内地区の和紙作り。あおいの会の皆さんとの学習は12月で一度終わりましたが、その後も
子どもたちは継続して和紙について学習してきました。
この日はあおいの会のみなさんを招待し、これまでの和紙作り体験で印象に残っていること、疑問に思ったこと・気になった
ことについて一人ずつ発表してくれました。長年、和紙について学習しておられるあおいの会のみなさんでも知らないこと
があったと、大変喜んでおられました。
子どもたちの疑問に多く出てきた「楮」以外で和紙の材料になる植物「ミツマタ」は公民館の花壇に植えられています。
黄色い小さな花がたくさんついており今が見ごろとなっていますので、ぜひお立ち寄りください。
12月8日 D叩解(こうかい)と紙すき体験
前回あおいの会のみなさんが煮ておいた楮を叩いて解していきます。全員で交代しながら木槌で約1時間叩き続けました。
解れた楮をドリルで攪拌したものと前回作ったネリをしっかり混ぜ、A4サイズの枠でうちわ型の紙を2枚漉きます。
水分を吸い取った後、1枚はうちわの骨に貼り付け端をたたんでとめ、もう1枚には星や桜型の薄い色紙やもみじの葉などを
飾り付けた後、端を折りたたんでしっかりとめたものを窓ガラスに貼って乾かしました。
12月3日 C楮を洗って煮熟、ネリづくり
前回そぶりを行った楮を再度水で洗い小さなゴミを取り除き、大きな鍋でソーダ灰と一緒に約3時間煮ます。
続いて、和紙づくりに必要な「ネリ」をつくるため、トロロアオイの根を叩いて潰し水に浸けておきました。
11月29日 B楮蒸しと皮はぎ、そぶり
一人1本ずつ楮をドラム缶に入れ1時間ほど蒸した後、あおいの会のみなさんから皮のはぎ方を教えていただきました。
なるべく大きな1枚の皮になるようにはぎ取った後は、外側の茶色い部分をこすって落としていきます。
持ち帰ったすべての楮の皮をはいだら、専用の刃物でさらに茶色の部分を削ぎ取る「そぶり」の作業を行いました。
全ての楮の皮をはぎ、そぶりをするのは大変でしたが、いい紙を作るためにがんばりました。
11月26日 A楮刈り体験
11月24日に実施予定でしたが雨のため延期になっていました。この日は天気がよく11月とは思えない温かさです。
初めにあおいの会のみなさんからケガをしないよう、のこぎりの使い方を教わります。
次に班ごとに分かれて手ごろな太さの楮を選んで、一人3本刈り取りました。
刈り取った楮は、次回の作業がしやすいように一定の長さに切りそろえます。
楮は葛の蔓を使って束にまとめ、班ごとに小学校へ運び重さを量りました。
今年は細い楮がほとんどで、刈り取った楮は約16kgでした。
11月10日 @和紙の歴史と紙漉きを学ぼう
彩が丘小学校4年生の総合の学習として、「河内和紙プロジェクトあおいの会」のみなさんに和紙づくりについて
5回に渡って教えていただきます。
1回目は日本国内・広島県内そして河内地区の和紙づくりの歴史や和紙の材料や特徴のほか、紙漉きの手順に
ついてお話してもらいました。
例年は9月にお話と一緒に紙漉き体験としてはがきを漉くのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で11月に
延期となり、残念ながら1回目の紙漉き体験は中止になりました。