「のびたファーム」とは
広島市こども村の農園にある田んぼで毎年、こどもたちが稲作を体験しています。
当事業の目的は、田植え、稲刈り、脱穀という一連の稲作体験や、収穫したもち米を用いて、もちつきを体験、試食してもらうことを通して、農業や食に興味・関心を持ってもらうこと。
さらに活動中は毎回班構成を変えながら、様々な学年(小学1~6年生)と一緒に活動し、自主性や思いやりなどを養うことも目的としています。
※「のびたファーム」は通年の事業です。年に1回募集をしております。

広島市青少年野外活動センター・こども村主催事業「のびたファーム」の活動の様子をご覧いただけます。
広島市こども村の農園にある田んぼで毎年、こどもたちが稲作を体験しています。
当事業の目的は、田植え、稲刈り、脱穀という一連の稲作体験や、収穫したもち米を用いて、もちつきを体験、試食してもらうことを通して、農業や食に興味・関心を持ってもらうこと。
さらに活動中は毎回班構成を変えながら、様々な学年(小学1~6年生)と一緒に活動し、自主性や思いやりなどを養うことも目的としています。
※「のびたファーム」は通年の事業です。年に1回募集をしております。
第4回のびたファームを12月7日土曜日~8日日曜日に実施しました。
1日目は、もちつきを最初に行いました。
5月の田植えからようやくもちを食べれるということもあり、子どもたちももちつき・もち丸めを頑張っていました。
宿泊棟に入室すると野外活動センターで宿泊経験のある5,6年生とボランティアが中心となり、シーツを取りに行き、シーツを敷くなど就寝準備を部屋ごとに協力して行いました。
夜の交流会では、職員とボランティアスタッフが準備したゲームを1時間以上楽しみました。
2日目は、食堂で朝食をとり、その後も、各部屋で身辺整理をしました。
雪が積もっていましたので、宿泊棟を出た後少し、雪遊びをしました。子どもたちは元気に雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりしいました。
わら細工体験は、子どもたちには難しい作業でしたが、ボランティアの支援のおかげでなんとかしめ縄を作ることができました。
活動を通して、お米だけでなくお米を取ったあとのわらも昔の生活の様々なところで使われていたということを学びました。
~こどもたちの感想~
「もちを久々に作って食べたけど、、めっちゃ楽しかったし美味しかったです。私はもちまるめの作業結構好きです!!雪も見れたし遊べたしとても良かったです。」
「宿泊する時のルームメイトとも仲良くすることができて嬉しかったです。早朝にみんなで雪を見れてきれいでした。もちはよくのびたのでじょうずにもちをつけたんだと思いました。」
「新しい友達といっしょにいろいろなことで遊ぶことができました。班の人と協力することができました。宿泊班の人と協力してシーツをたたんだりすることができました。ボランティアの方の接しかたやおはなしがとてもよかったです。」
「昔の人は、わらを最後まで使っていてすごいなと思った。」
「のびたファームで米作り体験ができて米をつくる大変さや食べ物の大切さを学べました。」
~保護者の感想~
「学んだ内容を毎回覚えて帰っていました。親が一緒ではない分、自分たちがしっかり覚えて教えよう!と思ってくれたのかと頼もしく感じました。」
「ボランティアの方、職員の方、とても優しくて子どもたちが心地よく過ごせるようにとても配慮してくださったのが伝わりました。」
「1回目のはじめのつどいのレクリエーションで緊張していたボランティアさん、4回目の時はドンとかまえていて頼もしかったです。」
第3回のびたファームを10月26日土曜日に実施しました。
午前中はサツマイモの収穫体験を行いました。
5月に苗植えをしたサツマイモ。大きく育ち、なかには子どもの顔くらいの大きなサツマイモもあり、子どもたちも大喜びでした。
午後からは、脱穀体験を昔ながらの道具を用いて行いました。
前回の稲刈り後から「はで干し」し、乾燥させた稲の穂先から籾を外す作業を脱穀といいます。
千歯こきや足踏式脱穀機を使い子どもたちは籾外しを上手に行いました。
土うすで籾摺りを行いましたが、力とコツがあり、少し子どもたちには難しかったようです。しかし、ボランティアの大学生の補助のおかげで、全員が体験することができました。なかには繰り返し取り組み、楽しんでいる子どももいました。
唐箕で籾と玄米を分けて最後にペットボトルと棒を用いて精米をしました。
田植え、稲刈り、そして脱穀と手間暇かけて育てたもち米でいよいよ次回はもちつきを行い試食します。
次回は最終回でもあり、1泊2日の宿泊体験でもあります。子どもたちも楽しみにしていました。
~こどもたちの感想~
「サツマイモの収穫体験は初めての体験でおどろきました。脱穀体験では、唐箕のところで風の力を使う方法がたくさんとぶと達成感があって嬉しかったです。ペットボトル精米と土うすが疲れました。」
「脱穀体験で江戸時代などの時代のきかいが使えてうれしかったです。」
「ボランティアや職員の人がやさしく接してくれました。」
「サツマイモほりででかいいもがほれてとても楽しかった。」
「白米になるまでにこんなに時間がかかるなんて知らなかった。」
第2回のびたファームを9月29日日曜日に実施しました。
午前中は稲刈り体験を行いました。
稲を刈る人、端を揃える人、束を麻紐で結ぶ人、「はで」にかける人に役割分担をし、班ごとに協力して稲刈りを行いました。
現代では機械化が進み稲刈りと脱穀を「コンバイン」でまとめて行いますが、当事業では昔ながらの道具を用いて米が乾いた後、次回ののびたファーム③でこどもたちが手作業で行います。
午後からはたたき染め体験を行いました。
施設内で採取した草花を使い、布に木槌を使って色をつけて染めていく体験をしました。
草花をたたいて色をつけていくため、なかなか思い通りにならない難しさもありましたが、それぞれが世界に1つだけのハンカチを作りました。
~こどもたちの感想~
「たたき染めが難しかったけど、きれいにできたので嬉しかったです。稲刈りは暑くて大変だったけど、刈るのがコツをつかむまで難しかったけど、だんだん早くできるようになって嬉しかったです。」
「稲刈りが案外大変で、農家さんすごいなって思いました。お昼は鬼ごっこをしてめちゃ楽しかった。たたき染めに使う花たちを集めるのが探検みたいだった。」
第1回のびたファームを5月25日土曜日に実施しました。
午前中は田植えを行いました。初めて裸足で田んぼに入る感覚は子どもたちも印象に残ったそうです。
もち米の苗を、浅くならないよう深くに植えることに気を付けながらやっていました。
こどもたちはこけそうになりながらも、ボランティアのお兄さんお姉さんに支えられて、最後まで諦めずに、時間いっぱい頑張りました。
午後からはタマネギの収穫といちごの試食をしました。
次回ののびたファームは9月21日土曜日に稲刈りをします。
以下、参加者のアンケートから一部、紹介します。
「田植えで、足がうまって大変だったけど、楽しかったです。サツマイモの植え付けは、特にみんなで協力できて、深く、ぬけないように植えられました。玉葱収穫では大きいのを選んで抜けました。いちごは甘そうなものを選べました。皆で協力できたのでよかったし、楽しかったです。次回も楽しみです。」
「いちご収穫や玉葱収穫などの収穫がとても楽しかった。田植え体験で、上手だねと言ってもらえて嬉しかった。おもしろい人がたくさんいたので、楽しかった。」
「田植え体験が、思ったより土がふかくて歩きにくかったけど、田植えはとても楽しかったです。いちごの収穫では、じゅくしてあまいいちごがたくさん食べれて嬉しかったです。玉葱の収穫も思ったより玉葱がぬけなくてびっくりしたけど、抜けたときはとても嬉しかったです。」
担当:平山(がっくん)
令和5年度のびたファーム各回ごとの活動報告書です。
全4回の活動内容については上記リンク先の活動報告書を参考にしてください。
田植え、稲刈り、脱穀、わら細工、もちつきといった昔の道具を用いた稲作体験の他、サツマイモの苗植え、芋ほり、草花を用いたたたき染め体験やボランティアによるレクリエーションなど稲作体験以外のプログラムも体験しました。
参加者の保護者アンケートの一部をご紹介します。
「普段いろんな学年の子どもさんとの交流が少ないので、今後も参加させたいと思いました。また、大学のボランティアスタッフさんい気にかけていただいたり、職員の皆様に色々助けていただき、子どもにとって良い学びができたと思います。ありがとうございました。」
「毎回、職員の方やボランティアの方に温かく見守ってサポートしていただいて、普段体験できないことが、たくさんできたと思います。違う学校・学年のお友達とも触れ合うことができてとても良い活動だったと思います。ありがとうございました。」
担当:平山(がっくん)