図書室のつどい 第2回 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」 人とひと、人と本をつなぐ読書のつどい

 

  • ▶日時:2021年12月4日(土) 午後2時~4時
  • ▶内容:3回シリーズ(10月・12月・1月)でお届けします。
        コロナ禍の今だからこそ、読み深めたい3作品を取り上げます。
        福山大学人間文化学部人間文化学科 教授 青木 美保 氏を講師にお招きして、
        改めて文学が持つ力、その魅力に触れる読書会を楽しみました。

  • ▶参加人数:16人
  • ▶参加者感想
  • 「今までの読書はここまで深く読み込んでいなかった。新しい発見でした。子どもへの童話というより大人の読み物として素晴らしい」
  • 「読んだだけでは分からない話をたくさん教えていただき、ありがとうございました。楽しかったです」
  • 「宮沢賢治の人となりが理解できました」
  • 「先生の詳しい講義を拝聴でき、『銀河鉄道の夜』を深く味わうことができました。大学生でなければ聴けないお話を聴けてとても楽しかったです」
  • 「一人で読んだのでは分からないような深い読み方をご教示いただき興味深かったです。ありがとうございました」
  • 「何度か読みかけたり、読んだりしたことがあるが、昔はなかなか内容の核心が掴みにくかった。
    今回、本気で読んでみてジョバンニがお母さんの牛乳を取りに行って帰るまでの帰るまでの物語だという大筋が分かった。カンパネルラが友達を助けるために川へ入って死んでしまうなど自己犠牲、誰かのために幸いをもたらすことを希求し、母を慕っていること乗客のそれぞれが意味を持つことなどが理解できた。それらを本日の講座でより詳しく伺い、納得しました。賢治の生涯は教科書にも採用されているにもかかわらず、作品を読むには力がいるなあと思います」
  • 「中学生の頃より愛読してきた宮沢賢治。といっても童話。詩集『春と修羅』は難解で、自分の読みに自信が持てなかった。吉本隆明の講演集(ちくま書房)は良い手引きとなった、今回、秋枝先生に、手紙、草稿などを使って詳しく解説していただいたことに感謝いたします」
  • 「何十年ぶりかで読み直すきっかけになり、今ならではの感想を持てた上で、講師の方の話を聞き、とても参考になった。他の作品もまた読み直していこうと思う。ヤングケアラーの視点、推敲の跡からたどる母への視点など、とても参考になった。何よりも講師の方の賢治に寄せる思いの熱に感動した。ありがとうございました」

 

2021年12月06日|事業報告:2021年度 主催事業報告