第72回広島市短詩型文芸大会「俳句・短歌・詩・川柳」作品募集
毎年11月に開催している大会ですが、今回も、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、開会式及び記念講演会のみ開催し、各部門の選考等については現地開催を断念し、誌上開催とします。募集期間は8月1日(月)~9月30日(金)、多数のご応募をお待ちしております。
広島城の三の丸西南隅には、明治時代初期まで「三の丸稲荷神社」という神社がありました。現在の県立体育館(グリーンアリーナ)付近です。
広島城内の建築物は、明治維新後に取り壊されたり原爆で破壊されたりで、今は殆ど残っていません。しかし、府中町の多家(たけ)神社には、この三の丸稲荷神社の宝蔵が現存しています。
多家神社の案内板には、明治7(1874)年神社創建に際し、三の丸稲荷神社を移築したと記されています。社殿は移築後に焼失しましたが、校倉造りの宝蔵は焼失を免れたのです。広島城にあった神社の宝蔵が、府中町で生き残っているー。何だか奇跡のように思われます。
(文・写真・小川 敏明さん)